vol.31 71年を目指し踏み出す

2017/10/01

osawa_p1

合 掌
 10月、澄み渡る空気が心地よく感じられる今日この頃、皆様にはご健康でお過ごしのこととお喜び申し上げます。
 先日は帰山行事があり120名の皆様が本山での修練を楽しんでいただきました。少年少女の真剣な稽古の姿を見ていて大きな責任を感じました。これからの社会は人口減少や超少子高齢化など、経験したことがない大きな変化が予想されます。そんな社会の波を越えていく強い人間を育てる使命が私たちにはあります。どんなときも自分を見失わない強い心と身体、主体性をもって切り開く力、自分の可能性を信じる力、自信と勇気と行動力、慈悲心あふれる人間性、そんな大人に育ってほしいと願いました。
 そのような人間を育てるためには環境が大切です。善因善果の教えの通り、善い環境に善い成長があります。将来に至っても善き指導者が育つ教団であるよう、本山としても環境を整備していく所存です。
 さて、今月は達磨祭法要が執り行われます。拳禅一如、自己確立の修行を改めて誓う大切な儀式であります。全国の道院で金剛禅門信徒が参列できることを願っております。
 そして、25日は記念すべき少林寺拳法創始の日です。今年創始70周年を迎えることとなります。1947年、開祖一人から始まった少林寺拳法。戦後の混乱期に「人づくりによる国づくり」平和で豊かな社会、理想境建設という志を立て、1人ひとりに志を伝え続けたことで全国に広がった少林寺拳法と金剛禅。歴史を顧みると開祖自身の自己の可能性を信じた証が今の少林寺拳法にあります。社会や経済が濁流の世にあっても舵を切り荒波を超えたどり着いた創始70年。人間同士が幸せに生きるための修行を通じて自分を変える、自分を幸せにするという強い心と行動で多くの方の共感や賛同を頂き発展してきました。80周年に向いまず一歩71年を目指し踏み出す覚悟です。
 全国の道院では自己の可能性の開花を願い、日々の暮らしに役立つ宗門の行を修学しております。「少林寺拳法と坐禅と問法修学」を通じて、平和で豊かな社会実現と個々の生きる力を養うためにも、是非道院でこれらをご体験ください。お待ちしております。
合掌再拝