Vol.57 少林寺拳法71年目、人づくりのこだわり

2018/04/01

桜の花が満開です。卒業式の季節から、入学式の季節へと移り変わってきました。小学校入学を控えた子供の嬉しそうな姿や、準備に忙しいお母さんたちの様子もよく見かけます。

新しい世界に胸を膨らます子供達に、どんな未来を残せるのか私たち大人の生き方が今大きく問われていると思います。

モリカケ問題と言われ世間を騒がす森友学園と加計学園の土地買収に絡む様々な疑惑が、国会で 追及されてはいますが、自殺者まで出たこの問題、“煙に巻いたが勝ち”とならないことを切に願います。

信念に基づき行動したことに、責任が持てる大人がどれだけいるのでしょうか。「忖度」があったかなかったか、まさに日本らしい表現です。する側もされる側にもその責任はあると思います。 自分の意に反することであれば、誤解を受けないようにノーというべきであり、誤った判断をした場合には責任を負うのが普通です。「モリ」も「カケ」も、信念のもと同じ価値観を共有して いたからこそ交流があったのではないでしょうか。責任ある立場の人は、自分の言動がどのような影響を及ぼすかは、ある程度予測しておくべきでしょう。民間にはそれが厳しく求められるのに対し、公の方々はその追及の場が終われば笑顔でいられる、未来ある子供達には絶対見せたく ない姿です。

少林寺拳法には「自己確立」「自他共楽」という教えがあります。志を持ち信念を持って生きるために頼りになる自分を養うことを第一とし、そんな自分を自分のためだけではなく他人や社会 のために生かせるようにという考え方です。“信念”と“責任”は切り離せません。そうでなければ単 なるワガママです。どんな背中を見せて、未来ある子供たちを育てるのか。少子化が進む中、子 供たちの宝物度合いを考えない大人は、日本の将来を壊します。

戦後まもなく創始された少林寺拳法の人づくりは、71年目を迎え益々こだわりを持っていきた いと思います。