vol.67 阿蘇白水道院 道院長 藤本哲章

2019/11/01

阿蘇白水道院 藤本哲章

生年月日 1966/06/26 53歳

出身地  熊本県

最終学歴 熊本県立高森高等学校卒

拳歴
1985年 5月 日本電装(株)西尾支部入部(434期)
1994年10月 阿蘇白水支部道場認可
2002年 4月 阿蘇白水道院認可
大導師 准範士 六段

阿蘇白水道院 藤本哲章

生涯続けてください

私は、高校卒業後に愛知県の日本電装(株)に就職し、そこで配置先の西尾製作所の支部で少林寺拳法に出会いました。入部1年後に工場移転により三重県の大安製作所の支部に3年間在籍しました。

当時在籍していた支部の監督、助教、助士の先輩方の技の切れに感動し、何時かは自分も先輩たちのレベルまで追いつきたいと修練に明け暮れていたことを今でも忘れられません。その後、家庭の事情で退職。1989年に地元熊本の南阿蘇村役場職員になりました。

道院長になろうと思ったのは、会社を退職する際に先輩方より「熊本で道院長になれよ」と言われたこと。また、昇級試験受験の時のレポートに「今あなたは燃えていますね。その火を消さないよう小さな種火でもよいから生涯続けてください」とある先輩が書いてくださっていたことが指導者を志すきっかけとなりました。

ひとりひとりをしっかり見る

修練において作務は欠かせません。修練の始まる20分前には、自ら掃き掃除をします。そして門下生は修練の少し前に拭き掃除をし、19時丁度に修練を開始します。修練は、鎮魂行に始まり、道院長の一言、基本、実技、学科法話で終了となります。

修練で心掛けていることは、楽しく修練すること。そして、ひとりひとりの拳士の様子を注視しながら練習内容を組み立てます。少年部、一般部ともに科目表に沿った技の反復練習、特に基本を身に付けることを重視しています。

拳士の成長が喜び

支部道場からスタートし、現在は20名ほど在籍しています。田舎であることと少子高齢化の進む中、拳士の確保には苦労しています。しかし、拳士の成長する姿を見ることができるのは大変嬉しいことです。

また、開設当時に入門した拳士が今では30~40歳代となり、家庭や職場で頑張っている姿や、地元から離れている拳士が帰省するたびに訪ねて来てくれるなど、巣立っていった拳士の成長が見られるのも大きな喜びの一つです。

道院長を続けられているのは、家族や拳士、職場、地域の方々の協力があっての事であり、特に家内には大変感謝しています。

拳士の行動力から学ぶ

 熊本地震から3年が経過し、復興もかなり進んできました。全国の拳士の方々からのご支援と励ましもあり、当道院の拳士も「何か」を「行動」を起こさなければと考え、各々が様々なボランティア活動に参加しました。

震災当初は、修練ができないもどかしさもありましたが、団結力の必要な時に拳士自ら率先して活動してくれたことには、道院長として頭が下がる思いでした。

このような経験をしていた所、この4月より2年間、次世代ネットワークプロジェクトの委員として活動して欲しいと本山から要請がありました。

震災後の拳士達のボランティア活動に負けないよう、金剛禅の教えと少林寺拳法の行法を次世代に正しく繋げ、新たな道院長の誕生に向けて他のプロジェクトの先生方と協力して活動していきたいと思います。