vol.04 開祖の思いを後世に残す事業の一つとして

2015/07/01

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現在、梅雨の合間をぬって、多度津町の旧道場および記念館(五畳半道場)の改築・移設工事が進行中です。

金剛禅総本山少林寺は、戦後、香川県の多度津町で開基され、少林寺拳法を主行として多くの人々に愛されてまいりました。しかし、最初から今のような大きな本山があったわけではなく、始まりは住まいの一室を改築した小さな道場でした。いわゆる五畳半道場です。ここで開祖は、血気盛んな若者を集め、正義感と使命感に火をつけていきました。

そこには、戦後の日本復興には、慈悲心と勇気と行動力を持った青少年の育成が最優先される、質の高い人づくりこそが平和で豊かな社会の実現であるという開祖の信念がありました。

ほどなくして五畳半では手狭になり、米蔵の建物を改造したのが旧道場です。桃陵公園の隣に今の本山を構えてからは、五畳半道場は記念館として、旧道場は本部道場として活用されてきました。今回の整備事業は、建物の老朽化が進み、耐震面で問題が出てきたために行うことになりました。

工事は、門信徒の皆様の浄財を大切に使わせていただき、職人さんの匠の腕で着々と進められています。秋には完成し、外構工事後、今年の暮れにお披露目を予定しています。地域のコミュニティーとして皆様に愛される場となると共に、開祖の思いを、原点を後世に残す事業として進めてまいります。
(vol.4 2015/7/1)