vol.13 「誕生」と「成長」

2016/04/01

osawa_p1

合 掌
 4月、新しい年度が始まりました。このページでは、今年度も金剛禅の教えを皆さまにお伝えしてまいりますので、引き続き宜しくお願いします。

 桜が春を感じさせてくれる季節となりました。
 皆さまの周囲でも、年度の初めとして、さまざまな行事が職場や学校でおこなわれていることでしょう。
 さて、よく考えてみますと、人も国も社会も、さまざまな誕生と成長が、からまり合い、つながり合い、成り立っていることがわかります。新しく会社が設立されたり、また、法律やルールが定められたり、あるいは、人が新しい志を立て、夢と希望を胸にチャレンジしていこうとする決意なども、誕生の1シーンと言えます。
 私たちの金剛禅も同じです。金剛禅は、宗 道臣(開祖)という、一人の人間によって誕生しました。昭和22年10月25日、香川県多度津町にある、小さな自宅に町の若者たちを集め、人としての道を説き始めたのが、そのはじまりでした(少林寺拳法創始の日)。「人づくりによる国づくり」という、大きな志をもって――。
 間もなく、開祖の志に共鳴し、多くの若者たちが集ってくるようになりました。やがて、彼らが「人づくりによる国づくり」の指導者となって、全国各地で活動をはじるようになります。そして、彼らがさらに新しい同志を呼び、その輪が成長し、現在に至っています。(※1) せっかく誕生しても、それを成長させなくては、消滅してしまいます。「誕生」と「成長」……、よい一年にするためにも、是非あなたの胸にある思いを形にして、それを大切に育んでいってください。
 いよいよ、新しい年度のはじまりです。あなたは何を誕生させ、どのように成長させていきますか?
 皆さまおひとり、おひとりに、幸多からんことを願っています。
合掌再拝

※1 人づくりによる国づくりの運動を、私たちは「金剛禅運動」あるいは「幸福運動」と呼んでいます。