vol.23 始まりの時

2017/02/01

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 如月(きさらぎ:2月)に入りました。2月といえば2月10日は開祖宗道臣生誕の日です。少林寺拳法を創始した開祖は69年の生涯のうち後半の33年を費やし、いま私たちが受け継いでいる少林寺拳法と金剛禅総本山少林寺を起こし、基盤を整備し、発展させました。その偉業を宗由貴師家が受け継ぎ今年で70年。少林寺拳法の70年の歴史が始まるその基になる開祖の人生の始まりの月です。
 また2月4日は立春であります。立春は冬至と春分の中間にあり暦上(太陽の位置や角度)はここから春に向かいます。つまり自然界は春に向けて動き出すのです。
 私たち少林寺拳法を修行する者にとって「始まりの時」と言えるのではないでしょうか。自然界(ダーマ:宇宙の大精気、大霊力)が花開く春に向けて一番寒い時期に動き出すことを、人に置き換えて例えるなら、幸福感や達成感など何かを得ようとするならば、まず困難に立ち向かうことから始める。努力することから始めるということです。
 修行も時として苦しい時期もありますが、自分を信じて精進すれば必ず報われます。寒い時期に(努力を)始めれば、やがて芽が出て、開花し、結実する。ということを毎年思い起こします。私の入門が2月5日の寒いときでしたので印象が深いのです。
 先の見通せない困難な時代ではありますが、今こそ将来を見据え「始まりの時」ではないでしょうか。
 皆さん、入門するなら今が「始まりの時」です。ぜひお近くの道院にお越しいただけますようお待ちしております。