vol.24 一歩、踏み出す準備を

2017/03/01

osawa_p1

合 掌 皆様こんにちは
 3月(弥生月)となりました。本山のある多度津町では、まだ寒い日もありますが、日毎に日差しも明るくなり、少しずつ暖かさを感じるようになりました。桃陵公園の桜の蕾も開化の準備をしています。
 さて、金剛禅修行の教えに「当身の五要素」という教えがあります。(詳細下記)当身を有効に行うためのノウハウです。しかし修練の時に師から教わる際には、技術修練の目的のみならず、職場にも家族にも有効である人間関係における極意としても教わります。(私もこの「当身の五要素」の教えを仕事のみならず様々な人間関係に活用しております)
 このように金剛禅修行は単なる武道練習ではなく、人を活かしてくれる様々な行法、教法があり、人生をより良く生きる為、生涯をかけて学べる仕組みが有ります。一緒に修練する仲間と信頼が生まれ、更にその仲間が増えていきます。毎日が充実し心の隙間(虚)を埋めてくれます。
 新年度に向け、進学や進級、転勤、転職、第二の人生をスタートさせる方などもいらっしゃるでしょう。大きな夢や希望をいだいている方も多いでしょうが、新たなスタートに不安(心の隙)を感じている方もいるかもしれません。そのように感じたなら新たな土地や新たな学舎、新たな職場の近くにある金剛禅の道院を訪ねてみませんか。老若男女、人生経験豊かな方もいて、皆が不安なあなたをあたたかく迎えてくれる事でしょう。また生涯の友と出会うかもしれません。
 さあ、一歩を踏み出してみませんか。自分を信じて。その縁を信じて。
合掌再拝

※当身の五要素

  要素 当て身の場合の解釈 人生・人間関係に応用した解釈
急所の位置 相手の急所を知る 相手の喜ぶ事(好き嫌い)を知る
当身の間合 適切な相手との距離をとる 相手との適切な関係を保つ
当身の角度 有効な角度で急所に当てる 相手の喜ぶ方法や時を知る
当身の速度 早い動きは効果的である 思うだけではなく行動をする
当身の虚実 集中力を高め相手の虚(隙・崩れ)を自分の実(心気力の充実)で対処する 心の隙や体の崩れを無くし人生を充実させる

当身の五要素から人生のあらゆる場面を想像し人間関係や仕事にも活用し、人生の架け橋づくりにも活かしてみてはいかがでしょうか。