vol.29 怠らず努める

2017/08/01

osawa_p1

合 掌 
 暑中お見舞い申し上げます。
 8月に入りました。連日の猛暑ではありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 ここ多度津町の総本山を囲む桃陵公園から瀬戸内海を見渡すと、光る海面、島々の深い緑が眩しく、夏の光景が望めます。また木陰からの涼しい風を感じたりと、自然の大精気が体感できます。
 調和力によって自然も人も生かされています。何百年と生きる動植物の生命は、宇宙の大いなる力の調和により存在し続けてきました。人間は昔も今も病老死に対して苦を与えられ、その苦に対する克服方法を求めてきました。
 安心できる生き方の法則を知り実践することで、安心して生きることが可能になります。しかし、1人の実践だけでは限界があります。多くの人々が安心して生きる世界をつくるために、私たちは日々自己変革に取り組んでいます。
 8月15日は終戦記念日です。戦争が繰り返されないようにと、善なる若者を育てるための手段として、金剛禅の教えと少林寺拳法は生まれました。平和を願い、行動できる真のリーダーを育てること、また、慈悲心と勇気と行動力をもった人を増やすことこそ、争いのない平和で豊かな社会づくりに直結します。
 正しい釈尊の教えである縁起の理法を日常に実践していくための力を養う易筋行(=少林寺拳法)と、生き方の教えを心に刻む鎮魂行を怠らず努めましょう。そうすれば、人間の命の尊さと人々が共に寄り添い助け合うことを知り、幸福な生活、幸福な社会がつくられるという真理を解することができます。
 「悪しきものが集まれば悪しき世になり、善なる者が集まれば善の世になる。善なる者を育て、集めることを急ぎなさい。」と感じる毎日です。
 この運動が全国に展開し70年が経ちます。これからも、この人づくり運動の先頭に立つリーダー達と共に、新たなリーダーが日本中に育つことを願い、金剛禅運動を展開してまいります。
 門信徒の皆様には更なる活動展開を願っております。また、この運動に今からでも参加しよう、調和力を養おうと思われる方は、ぜひ全国各地に在る道院へお越しください。
 まだまだ暑い日が続きますのでご自愛いただき、ご健勝でお過ごしください。
合掌再拝