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Vol.82 与える行動で実り多い1年に

2022/01/01

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合掌
 新年あけましておめでとうございます。
 さて、本年は開祖が少林寺拳法を創始されてから75年になります。開祖は幸せや生きがいについて、「人間関係の豊かさに価値を感じること」と説かれました。では、人間関係を豊かにするためには、何が必要でしょうか。ご自身の人間関係を振り返ったとき、どのようにして関係が築かれてきたのでしょうか。金剛禅門信徒であれば他人から与えてもらうのでなく、ぜひ自分から与える人間になっていただきたいと思います。
 開祖は、当時の人たちに少林寺拳法を通して、自信と勇気と行動力、慈悲心を与えながら人を惹きつけていきました。そして開祖が生前蒔かれた種が全国で実を結び、さらに新しくできた種が成長して実を結び、今の私たちにつながっています。そして開祖の志を受け継ぐ私たちも、開祖のように後世に人づくりの種を蒔いていく使命を担っています。それは本山や教区、一部の道院長だけが果たそうとするものではありません。一人一人が社会に役立つ行動を取ることで、自らがより豊かで平和な社会の源になる可能性を秘めています。私たち門信徒は全員がそれぞれの立場で可能性を開花させ、使命を果たしていかなければなりません。
 私たちには開祖が遺してくれた釈尊の教えと達磨の行法があります。そしてそれを共に修行する強い心を持った仲間たちが全国にいます。どうか誇りをもってこの道を進んでいきましょう。何気なく怠惰に過ごす1年も、努力を積み重ねる1年も同じ1年です。皆さんはどちらの1年を選びますか。この1年の目標を立て、それに向かって努力していきましょう。必ずやご自身の成長や幸福感という形で返ってきます。
 皆様にとって実り多い一年となりますよう祈念いたします。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
合掌再拝