法を問い学を修める

2011/06/01

vol.16 言葉に尽くせぬことを伝えるということ

vol.16 言葉に尽くせぬことを伝えるということ

「間違った技などというものはない」という言葉が、地方の武専で指導中の先生の口から出た。拳を学ぶに際して、私たちは師の格に至ることを、第一とする。師の形に己の動きをなぞらえようと努める。開祖の人間観を感じさせる具体的で、学習・修得に共通する訓えが、まず、まねることである。これに従って、私たちは師から学…
志をつなぐ

2011/05/27

vol.16 久保博 大導師大範士九段 63期生

vol.16 久保博 大導師大範士九段 63期生

私は上京した当初から、自分で事業を起こしたいという目的がありました。田舎で少林寺拳法二段をとっていましたが、まさかその時は自分が道院を出すなんて、夢にも思っていませんでした。それがいつの間にか指導者となっていた……私の人生において、これ以上の影響を受けたものはありません。金剛禅という一つの大きな縁に…
一期一笑

2011/05/19

vol.16 縁

vol.16 縁

生後6か月の孫(次男の息子)がベッドから転げ落ち、大腿骨骨折で2週間入院、ギプス1か月という大怪我をしました。そのとき、診てくださった大学病院の先生が、なんと、かつて一緒に道院で修行していた吉川(愛称を込めて呼び捨て失礼)だったのです。私はもとより、長男と次男も小学生のころから倉田道院長の大森道院で…
法を問い学を修める

2011/04/01

vol.15 心を伝える

vol.15 心を伝える

内修の主行たる鎮魂行。この鎮魂行における教典唱和は我々金剛禅門信徒にとって重要なカテゴリーであるが、ある道院長は教典を新入門の子供たちとともにゆっくりと後に続く感じで唱和し、主座のはっきりとした口調を耳で聞きながらそれを腹に収め、共鳴する感じの唱和となるように口伝として教えるという。私も、その後実行…
あ・うん こぼればなし

2011/04/01

vol.15 コラム「清風」

vol.15 コラム「清風」

広報誌「あ・うん」創刊から続いている「清風」は、田村明宗務局長のコラムです。「なぜ清風?」という素朴な質問がありましたので、田村明局長にズバリ聞いてみました。「文字通り清らかな風というタイトルは、さわやかで清々しい修行者の雰囲気をイメージしました。私から、このような清風を皆様に送ることができたら良い…
一期一笑

2011/03/01

vol.15 子供たちの力

vol.15 子供たちの力

母親と一緒に見学に来たT君、友達である拳士の誘いもそのままに、一人遊びをする子でした。私を相手に遊ぶことはあっても、練習が始まると母親のそばに戻って離れない。そこで、しばらくお母さんは道場の送り迎えだけにしていただくよう、お願いをした。すると、その日のうちに変化が。後日、友達と一緒に来たT君は、皆と…
あ・うん こぼればなし

2011/02/01

vol.14 開祖ゆかりの地

vol.14 開祖ゆかりの地

2月10日は少林寺拳法の創始者、金剛禅総本山少林寺の開祖・宗道臣が生まれた日です。今年は生誕100年を記念し、少林寺拳法グループの記念事業の一つとして、4月には開祖生誕地でイベントが開催される予定です。あ・うん14号では、生誕地美作市の市長と代表の対談を特集しました。また、同ページに紹介しました「開…
法を問い学を修める

2011/02/01

vol.14 心外無法

vol.14 心外無法

西のノーベル賞と称される京都賞。毎年6月に受賞者の決定があり、11月に国立京都国際会館で受賞記念講演会が開催される。私の門下に思想・芸術部門の選考に関わる拳士がいた縁で2002年から毎年受賞講演を聴講させていただいているのだが、03年に思想・芸術部門で受賞された、日本を代表する古典演劇「文楽」の人形…
一期一笑

2011/01/01

vol.14 憧れに近づく!?

vol.14 憧れに近づく!?

少林寺拳法と出会ったのは小学4年生のときです。父と行った地域のお祭りのステージで見た有段者の演武に憧れました。「私もやりたい」と思い入門しました。それから5年、途中何度も「やめたい」と練習をさぼってしまったり、難しい技に苦戦したりしましたが、何とか今日まで続けてこれました。それは、技を一つ覚えるたび…
あ・うん こぼればなし

2010/12/01

vol.13 稽古と仲間とビールと焼肉!?

vol.13 稽古と仲間とビールと焼肉!?

今号の本山見える課に登場しました東京別院は、地下1階~6階の茶色い建物で、2階に100人規模の会議室(写真左)、地下に道場(写真右)があります。拳士の皆さんに活用していただくための施設でもあります。    周辺には、本場中華・韓国・インドカレーをはじめ、ホルモン焼き、ラーメンといったB級グルメのお店…
法を問い学を修める

2010/12/01

vol.13 自他共楽の基本

vol.13 自他共楽の基本

我々は、自らの生まれたときの記憶は遠く、死にゆくときの記憶は止まらない。知識を持ち合わせていない1、2歳の赤子は、屈託がなく曇りもなく天使のようにほほ笑む。それが、知恵が発達し欲が出ると、その永遠のほほ笑みは曇ってくるという。この世に生を受け、死にゆくまでで、人は誰でも挫折感や劣等感を抱くことがある…
一期一笑

2010/11/19

vol.13 拳のつながり

vol.13 拳のつながり

ある日の昼下がり、携帯電話に着信と留守電が入った。留守電を聞いてみると受験勉強のため休眠していた3人の中学生拳士の1人からだった。その拳士に電話をかけると、3人の中学生がそれぞれの志望校に合格したとの知らせであった。そして、今から私の家に来てくれるというのだ。わざわざ、報告に来てくれることに感謝しな…