vol.10 新年のご挨拶~今年の抱負~
2021/01/19
新年あけましておめでとうございます。
ちょうど一年前の1月、私は少林寺拳法第三世師家として就任し、一年が過ぎました。
本来であれば、皆様との距離を縮め、もっと活発な活動を展開し、新しい時代に寄り添う一年にするべく歩を進めるはずでしたが、100年に一度と言われる世界的パンデミックが私たちの全ての活動に強烈なブレーキをかけてしまいました。
新型コロナウイルス感染症の影響で日本や世界が大変な状況になり、皆様におかれましても、様々な変化を求められた年だったのではないかと思います。
本年は「つながる力を最大限に!」を私のスローガンとして、少林寺拳法グループの活動を展開していきたいと思います。
この一年間、私も行動する範囲が限られ、みなさんと直接お会いする場が減ってしまった中で、人との繋がりや絆がどうあるべきかを絶えず考えていました。
そして改めて、人とつながりを持てることに感謝する中で、「これまで以上に、相手の立場に立ち、相手の気持ちを思いやらなくては」、「してもらいたいと思う前に、してあげたいという気持ちを行動に移さなければ」という思いが心の中に湧き上がってきました。
つながりを奪われかけたことによって、つながりを絶やさず、育てていくためにだいじなことを気づかせてもらったのです。
2021年こそ、職場の仲間や家族、そして地域の人々が支え合える社会を目指し、自分から始まるはたらきかけを怠らぬよう努めたいと思います。
これまであった社会問題に変わりはありません。それどころか、問題によっては加速・発展をしています。
超少子高齢社会の日本、価値観の変容著しい世界に羽ばたこうと羽を温めている若者たちが、安心して成長でき、夢や希望を持って挑戦できる環境を整備するために歩き続けて行きたいと思います。
すでにいただいたご縁と、まだ見ぬ新しいご縁を活かせるように、楽しみながら頑張って参りますので、本年もご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
このパンデミックが一日も早く収束し、そして皆様と直接手を取り合って、幸福運動がより充実しますように。そのために、皆さまが今年一年もご健康に過ごされますように。
誓いと願いを込めて、私の新年の挨拶とさせていただきます。