Vol.1 この社会状況だからこそ思うこと

2020/04/01

本年、1月1日付にて私は少林寺拳法第三世師家に就任いたしました。
 就任後といえども経験を積み重ね、皆様のご支援をいただきながら、社会に必要とされる人づくりを目的とした開祖の志と、二世師家が具現化された幸福運動を正しく承継し、伝えることに努めて参ります。
 さて、今、日本を含め全世界では新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)による影響が拡大しており、東京オリンピックも開催延期が決定するなど、様々な分野において混乱が続いています。
また、その感染拡大を受け、活動の自粛も各地域で本格的に増えてきました。このような状況下では、COVID-19に限らずインフルエンザや他の感染症にすべからく対策し、市民の健康と青少年の健全成育、不安や負担の少ない家庭環境を守ることが国の最優先課題だと思います。 
少林寺拳法グループとしても、指導者・拳士の繋がりに新しいカタチを見出し、こういう逆境だからこそ団結したり協力したりすることの大切さを強く伝えていきたいと思う次第です。創始以来掲げてきた「半ばは自己の幸せを 半ばは他人の幸せを」という少林寺拳法の理念が言葉だけではないということを内に問い、証明する一年にしたいと思います。
新型コロナウイルスだけでなく、日本が抱えるその他の社会問題のことを思い浮かべてみても、私たちは志や教えを言葉だけで終わらせてはいけないという危機感と、果たすべき役割の大きさを痛感するところです。
 最後に、このメッセージを読んで頂いている皆様に…
この様な社会状況の中だからこそ、自分の成長だけを目標とせず、人間力や社会と繋がる心を養わなければなりません。人と人がお互いに理解し合い、協力して成し遂げる喜びや、自分が誰かに必要とされている喜びを実感することが何よりも大切だと思います。
「社会に必要とされる人づくり」—これが少林寺拳法創始の目的です。そしてそれは今もこれからも変わることなく、真剣に情報社会や少子高齢社会と向き合いながら、私たちは私たちの教育運動に邁進して参ります。