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vol.06 「心を磨き、体を整える」秋

2015/09/01

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食欲の秋、読書の秋などともいわれ、過ごしやすい気候になりました。冷房や扇風機に頼らず、睡眠も十分にとれ始めているのではないでしょうか。自然の風を感じる爽快さは、心まで清々しくしてくれます。肌に触れる風の優しさはまさに自然の慈悲とも言えますし、深呼吸をしたくなる程の清らかな風です。

日常生活の中で私たち人間は忙しく時を過ごしていますが、時は一刻たりとも止まりません、まさに無常です。生きているからこそ「感じ」「動き」「得る」、それぞれ五感を一所懸命に働かせ、幸せに向かっています。

生き方を偏らせずに良い加減を保ち、互いに協力し、助け合うことは、心と身体に大変良い影響を与えます。「自分しかない人、自分のない人」が「人のことを思いやれる人、自分のある人」になれば、そういう人が一人でも増えたならば、豊かで平和な社会の実現に向けての一歩になります。人のために生きる人が多く育つこと、それが人の備えではないでしょうか。

全国の道院では、「半ばは自己の幸せを半ばは他人の幸せを」願い、行動できる人づくりを、幼年から高齢者の皆様が展開しています。「心を磨き、体を整える」秋。ぜひ、ここ本山や各地の道院へお越し頂き、「大きい秋」を見つけてください。
(vol.6 2015/9/1)