vol.65 大垣道院 道院長 松原光孝

2019/07/01

大垣道院

生年月日:1968年(昭和43年)4月22日生まれ(51歳)
出身地:岐阜県
学歴:三重大学 人文学部 卒業
職歴:岐阜県公立小中学校教員
(2007~2009)クアラルンプール日本人学校(マレーシア)にて勤務
拳歴:三重大学少林寺拳法部 日本少林寺武道専門学校 岐阜可児支部道場 大垣道院 クアラルンプール支部(マレーシア) 大垣道院
2015年9月 大垣道院 道院長就任

大垣道院

楽しく汗を流す

 前道院長の後藤昭一先生より、「まず、稽古で汗をたくさんかくことである。理屈は後からついてくる。」と薫陶を受けてきましたので、「楽しく汗を流す稽古をする」これが私の指導方針です。その一方で、性別、年代、ニーズ等が異なる様々な門下生全員が楽しめる稽古ができるよう工夫をしています。「基本30分」「鎮魂行・法話30分」「資格別練習30分」というパターンで毎回の練習を組み立てています。1つ1つの内容の時間を区切って行うことによって、メリハリをつけ集中して稽古に取り組めるようにしています。また、月曜日は柔法中心、水曜日は剛法中心、金曜日は剛柔合わせた稽古となるようにし、技術が偏らないようにも工夫しています。さらに、毎回の稽古内容をSMS上に掲載し、読んでくださる方のリアクションを今後の稽古に活かすようにしています。

地域の布教から世界へ

 金剛禅の教えと少林寺拳法の技法を、益々広めていきたいと考えて。教育現場や自分の住んでいる地域、そして、世界で一つの少林寺拳法であることを生かして、世界の国々の人たちと共に少林寺拳法を楽しんでいくことに挑戦したいと思います。

具体的には、公立中学校の教員という立場で教育に携わっていますので、将来を担う若者たちに、日常生活の中で金剛禅の教義に基づいた考えを広め、自信をもち、相手のことも考えていけるような人を育てていきたいと思います。武道必修化の流れの中、保健体育の授業で少林寺拳法の採択を目指したり、不審者対応の避難訓練の中で、護身術として少林寺拳法を紹介したりしています。職場も道場も人づくりという共通点をうまく繋げ、少林寺拳法を柱とした人づくりを展開していきたいと思います。

精一杯取り組むことで

 道院活動を続けるために、仕事・道場・家庭のそれぞれの場において、自分にできる事に精一杯取り組むことを第一とし、自分にできない部分は、多くの方々に助けていただいています。仕事については、勤務時間中にできる限りの仕事を終わらせ、道院の開始時間に間に合うようにしています。土日の部活動と少林寺拳法の行事が重なったりするような時には職場の方々に話し、理解を得た上で支えていただいています。また、どうしても時間に間に合わない時には、道院の幹部の皆さんにお願いして先に始めてもらっています。

我が家は、家内と子ども3人全員が拳士なので、道院での稽古が家族のコミュニケーションの場にもなっており、家族一緒に過ごす時間がとても多くあるので、少林寺拳法のお陰で家族の絆も強くなったと感じています。

道院長は拳士の喜びが自身の喜びとなる

 小学校の低学年の時には、稽古の時に暑いというだけで泣いていた拳士が、高学年になり、後輩拳士のお世話をしてくれたり、中学校や大学に進学した拳士、また就職した拳士が、修行を継続してくれていることに喜びを感じます。また、門下生が努力している時には励まし、喜んでいる時には共に喜び、そして日々成長していく姿を目の当たりにできることが道院長になってからの私の楽しみです。

少林寺拳法は、「自己確立・自他共楽」の道ですから、より多くの拳士と共に修行をすることで、道院長自身の人生がより充実したものになるはずです。この道を生活の柱に据え、是非、指導者としての一歩を踏み出していただきたいと思います。

ボランティア(宗道臣デー活動)について

個人的なエピソードとなりますが、東日本大震災の時には、三重県の乾先生とご一緒させていただき、ボランティア活動をさせていただきました。その時に繋がった陸前高田市の方々と、今も交流が継続しています。開祖デーや年末に募金活動をして送ったり、3月11日には直接訪問してお話させていただいたりしていることが、ボランティア活動を通じての印象深い出来事です。

設立(交代)時の苦労について

交代時には、高段者の拳士が多く、私一人ではできないところを皆さんに支えていただけました。幹部の皆さんには、毎月幹部会を行い、道院の運営の具体や幹部の皆さんからの要望などを聞くようにしています。

専有道場の確保について

 後藤前道院長の占有道場の使用をさせていただいております。